グレインフリーのドッグフードとは?グルテンフリーとの違いと、向いている犬・向かない犬【2026年7月版】

グレインフリーのドッグフードとは?|犬ごはんナビ

【PR】本記事にはアフィリエイト広告(A8.net)を含みます。商品リンクを経由して購入された場合、当サイトに広告収入が発生することがあります。価格・仕様は2026年7月時点の公式サイト表記です。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

結論:グレインフリーは「正解」ではなく「選択肢のひとつ」

先に結論です。グレインフリーにすれば健康になる、という単純な話ではありません。穀物が合わない子には有効ですが、そうでない子にとっては、価格が上がるだけで終わることもあります。

この記事では、グレインフリーの意味(よく混同されるグルテンフリーとの違いを含めて)、なぜ「犬に穀物は不要」と言われるのか、そして向いている犬・向かない犬を整理します。

グレインフリーとは?グルテンフリーとの違い

グレイン(grain)= 穀物フリー(free)= 不使用。つまりグレインフリー=原材料に穀物を使っていないという意味です。ここでいう穀物には、米・小麦・とうもろこし・大麦・オーツ麦などが含まれます。

よく混同されるのがグルテンフリーです。この2つは意味が違います。

意味
グレインフリー穀物そのものを使っていない米も麦もとうもろこしも入っていない
グルテンフリー小麦などに含まれるタンパク質「グルテン」を使っていない小麦は不使用だが、玄米や大麦は入っていることがある

つまりグルテンフリーだからといってグレインフリーとは限りません。「小麦グルテンフリー」とうたっているフードでも、玄米や大麦が使われていることは珍しくありません。パッケージの言葉だけで判断せず、原材料表を最後まで読むのが確実です。

なぜ「犬に穀物は不要」と言われるのか

よく挙げられる理由は次の2つです。

  1. 犬はもともと肉食寄りの動物で、穀物の消化があまり得意ではないとされる
  2. ドッグフードでは、かさ増しやつなぎのために穀物が使われることがある

実際、動物性タンパク質を多く使ったレシピのほうが犬の体に合いやすい、という考え方は広く支持されています。グレインフリーのフードが「高タンパク」を売りにしていることが多いのは、このためです。

ただし「穀物入り=悪い」ではありません

ここが誤解されやすいところです。当サイトは穀物入りのフードを否定しません。理由は3つあります。

① 食物アレルギーの原因は穀物だけではない

アレルギーというと穀物が疑われがちですが、鶏肉や牛肉といった動物性タンパク質が原因になることもあります。グレインフリーにしても症状が変わらない、というケースは実際にあります。

② 何が合わないかは、見た目では分からない

特定の食材が合わないかどうかは、獣医師の指導のもとで行う除去食試験でしか確定できません。「なんとなく穀物が悪そう」で切り替えると、本当の原因を見逃したまま時間とお金を使うことになります。

③ 消化のよい穀物もある

玄米・大麦・サツマイモなどは食物繊維も含み、消化にそれほど負担をかけない食材として使われています。穀物が入っている=かさ増し、とは限りません。

グレインフリーを選ぶときの注意点

  • 価格が高くなりやすい。穀物によるかさ増しがないぶん、原材料コストが上がります。毎日続けるものなので、1kgあたりいくらかで見てください
  • グレインフリー=低炭水化物ではありません。穀物の代わりにサツマイモ・豆類が使われることが多く、炭水化物量はそれほど変わらない場合があります
  • 高タンパクが負担になる子もいます。腎臓や肝臓に持病がある場合は、自己判断で高タンパクのフードに切り替えず、必ず獣医師に相談してください

向いている犬・向かない犬

向いている向かない・慎重に
検査で穀物アレルギーが確定している腎臓・肝臓に持病があり、タンパク質量の管理が必要
穀物入りのフードで便がゆるくなる・皮膚をかゆがるなど、心当たりの変化がある今のフードで体調が安定していて、特に困っていない
原材料をできるだけシンプルにして、原因を絞り込みたいフード代を上げると続けられない

いちばん多いのは、右側の「今のフードで困っていない」ケースだと思います。その場合は無理に変える理由はありません。

グレインフリーを選ぶなら、見るのはこの3つ

  1. 本当にグレインフリーか。「グルテンフリー」表記に惑わされず、原材料表に米・麦・とうもろこしが無いか確認する
  2. タンパク源がいくつあるか。原因を絞り込みたいなら、動物性タンパク源が1種類だけのフード(単一タンパク源)のほうが判断しやすい
  3. 総合栄養食かどうか。主食として与えるなら必須の条件です

切り替えは1〜2週間かけて少しずつ。急に変えるとお腹をこわし、「このフードは合わなかった」と誤って判断してしまうことがあります。

候補:アランズナチュラルドッグフード ラム(2026年7月時点)

上の3点を満たす選択肢のひとつです。原材料が9種類だけという思い切ったレシピで、タンパク源もラム一種類。「何が合わないのか絞り込みたい」という目的には向いた設計です。以下は2026年7月時点の公式サイト表記です。

対象全年齢対応
穀物グレインフリー(公式が明記)
原材料ラム40%(HDP生ラム肉25%、乾燥ラム肉10%、ラムオイル4%、ラムグレイビー1%)、サツマイモ、レンズ豆、そら豆、ひよこ豆、野菜類、亜麻仁、エンドウ豆繊維、ビール酵母
――以上9種類のみ
成分タンパク質19.25%以上/脂質11%以上/341kcal(100gあたり)
内容量2kg
価格通常価格 税抜5,320円(税込5,852円)
原産国イギリス
賞味期限製造から18か月

先に注意点から

  • タンパク質19.25%以上は、グレインフリーのフードとしては控えめです。高タンパクを求めて選ぶフードではありません。「原材料を絞る」ことが目的の商品だと理解して選んでください
  • ラムが合わない子には当然向きません。単一タンパク源は「絞り込みやすい」反面、その一種類が合わなければ選択肢になりません
  • 2kgで税込5,852円。1kgあたり約2,926円で、決して安くはありません
  • アレルギーが心配な場合は、全原材料を確認したうえでかかりつけの獣医師に相談してから切り替えてください

評価できる点

  • 原材料9種類という潔さ。何かが合わなかったとき、原因の候補が少ないのは大きな利点です
  • 公式がグレインフリーと明記している。「グルテンフリー」との言い換えではありません
  • 消化・吸収しやすいHDP(加水分解した高消化性タンパク質)の生ラムを使用と公式に記載

アランズ ナチュラルドッグフード ラム 公式サイトで全原材料と最新価格を見る
※価格・仕様は2026年7月時点。最新情報は公式サイトでご確認ください。

なお、グレインフリーにこだわらないのであれば、当サイトのランキングで紹介しているフードも選択肢になります。「穀物を避けること」自体が目的化しないよう、愛犬の状態から逆算して選んでください。

よくある質問

Q. グレインフリーにすれば涙やけは減りますか?

そう言い切れる根拠はありません。涙やけの原因は、まぶたやまつ毛の異常、鼻涙管の詰まり、目のまわりの感染症など体の側にあることが少なくないからです。詳しくは小型犬の涙やけとフードの関係で解説しています。

Q. 「小麦グルテンフリー」と書いてあればグレインフリーですか?

いいえ。小麦を使っていないだけで、玄米や大麦は入っていることがあります。グレインフリーかどうかは原材料表で確認してください。

Q. グレインフリーは値段が高いですが、その価値はありますか?

穀物が合わない子には価値があります。そうでない子にとっては、価格差に見合う変化が出ないこともあります。「高いから良い」ではなく、「うちの子に必要か」で判断してください。

まとめ

  1. グレインフリー=穀物不使用。グルテンフリー=小麦などのグルテン不使用。この2つは別物
  2. 「犬は穀物の消化が得意ではない」という考え方はあるが、穀物入りが悪いわけではない
  3. 食物アレルギーの原因は穀物とは限らない。動物性タンパク質のこともある
  4. グレインフリーは価格が上がりやすく、低炭水化物とも限らない
  5. 選ぶなら、本当にグレインフリーか・タンパク源はいくつか・総合栄養食かの3点で見る

あわせて読みたい

参考にした情報

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療を目的としたものではありません。愛犬の状態については必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
※価格・仕様は2026年7月時点の公式サイト表記です。購入前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
文責:best-dogfood 編集部
(2018年11月公開の記事を2026年7月に全面改訂しました)