小型犬の涙やけとフードの関係|まず疑う原因と、見直すときの5つのチェック【2026年7月版】

小型犬の涙やけとフードの関係|犬ごはんナビ

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結論:涙やけは「フードを変えれば治る」ものではありません

先に結論から書きます。小型犬の涙やけは、まぶたやまつ毛の異常、鼻涙管(びるいかん)の詰まり、目のまわりの感染症といった「体の側の原因」で起きていることが少なくありません。これらはフードでは解決しません。順番としては、まず動物病院でその可能性をつぶす。そのうえで目立った病気が見つからなかったときに、はじめてフードの見直しが選択肢に入ってきます。

「フードを変えたら涙やけが消えた」という飼い主さんの声は確かに多くあります。ただしそれは、その子の涙やけの原因がたまたま食事側にあった、ということです。逆に言えば、原因が鼻涙管の閉塞なら、どんなに良いフードに変えても変わりません。この記事では、①涙やけが起きる仕組み ②受診すべきサイン ③そのうえでフードを見直すときのチェックポイントの順に整理します。

【編集部メモ】
私も小学生の頃、実家で犬を飼っていました。どこにでもいそうな雑種犬で外飼いでしたが、よく散歩に行ったりしてかわいがっていました。思い起こすとしっかり「涙やけ」していた気がしますが、当時は今のように情報もなく、私も小さかったこともあり、そういうものだと特に気にもしていませんでした。しかし今思えば少しかわいそうだったかもしれません。

そもそも涙やけとは?目の下が赤茶色になる仕組み

涙やけとは、目の下がいつも涙で濡れた状態になり、涙の成分によって毛が赤褐色に変色してしまう状態のことです。この色のもとになっているのが「ポルフィリン」という色素で、体が鉄を分解するときに作られ、尿や唾液、涙を通して排出されます。ポルフィリンを含んだ涙が長時間毛に付着したままになると、酸化してシミとして残ります(出典:KINS WITH 動物病院)。

つまり涙やけは「汚れ」ではなく、涙があふれ続けている状態のサインです。拭き取りは大切ですが、それだけでは根本は変わりません。「なぜ涙があふれているのか」を見にいく必要があります。

小型犬に涙やけが多いのはなぜ?主な原因5つ

① 顔の構造・犬種(遺伝的な要因)

シーズー、ペキニーズ、パグなどの鼻が短い犬種は、眼窩(眼球の周りの骨のくぼみ)が浅く、目のまわりの皮膚のひだに毛が生えることがあるため、涙やけができやすいとされています。またプードルやコッカースパニエルは、ほかの犬種にくらべて涙管が詰まりやすく、目の下に涙がたまりやすい傾向があります。白い毛の子は色が目立つぶん、早い段階で気づきやすいという面もあります。

② まつ毛・まぶたの異常

まぶたが内側に折れ込む眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)などがあると、まつ毛や毛が眼球を刺激します。犬は角膜を守ろうとして通常より多くの涙を出すため、結果として涙があふれます。目をこする、しょぼしょぼさせる、といった仕草があるときはここを疑います。

③ 鼻涙管の詰まり

涙は本来、目頭から涙小管・涙嚢を通り、鼻涙管を経由して鼻へ流れていきます。この排水路が詰まったり狭くなったりすると、行き場を失った涙が目からあふれます。小型犬は鼻涙管がもともと細く、曲がっていることも多いため、詰まりやすいと言われます。詰まりが疑われる場合は、麻酔下で器具を入れて通す処置が行われることがあります。

④ 目のまわりの感染症・炎症

結膜炎や角膜潰瘍、目のまわりの皮膚の感染症も涙やけの原因になります。この場合は元の病気の治療が先で、それが治れば涙の量が落ち着き、涙やけも改善することがあります。

⑤ 生活環境(飲み水など)

環境が影響することもあります。たとえば井戸水は鉄分の含有量が多く、ポルフィリンの生成量が増える場合があるため、飲み水を替えることで予防になるケースがあると解説されています。日本の一般的な水道水であれば通常は問題になりませんが、井戸水を使っているご家庭は一度見直す価値があります。

【重要】動物病院に行くべきサイン

次のいずれかに当てはまる場合は、フードを検討する前に動物病院で診てもらってください。

  • 目を細める、しょぼしょぼさせる
  • 目や目のまわりが赤い、腫れている
  • 目を痛そうにする、前足でこする
  • 涙の量が急に増えた
  • 目やにの色や量が変わった

涙やけそのものは命に関わる状態ではありませんが、濡れた皮膚から炎症や感染症を起こすことがあるため、放置は避けたほうがよいとされています。

フードを変えれば涙やけは治る?──正直なところ

「このフードに変えれば涙やけが治ります」と言い切れる根拠はありません。当サイトもそういう書き方はしません。

そのうえで、食事が関係しうる筋道は説明されています。KINS WITH動物病院の解説では、穀物を使ったドッグフードが消化器系を刺激し、アレルギー反応によって涙が過剰に出ることがあるため、涙やけが出ている犬には控えたほうがよい場合が多い、とされています。つまり「食事が涙の量に影響することはある。ただし原因のすべてではない」というのが実際のところです。

もうひとつ注意点があります。食物アレルギーの原因は穀物とは限らず、鶏肉や牛肉などの動物性タンパク質が原因になることもあります。「何が合わないか」は見た目では判断できず、獣医師の指導のもとで行う除去食試験でしか確定できません。グレインフリーにすれば安心、という単純な話ではない、ということです。

フードを見直すときの5つのチェックポイント

病院で器質的な原因が見つからなかった、あるいは治療と並行して食事も整えたい。そういう段階でフードを選ぶなら、次の5点を見ます。

1. 小麦・とうもろこしなどが入っていないか

合わない子には負担になりうる、という指摘がある材料です。ただし前述のとおり、穀物が原因と決まったわけではありません。「気になるなら避けてみて、変化を観察する」くらいの温度感が適切です。

2. 香料・着色料・酸化防止剤(BHA・BHT)などの添加物

体質的に敏感な子ほど、余計なものが少ないフードのほうが変化を観察しやすくなります。原材料表示は最後まで目を通してください。

3. オイルコーティングの有無

嗜好性を上げるために表面に油脂を吹き付けているフードがあります。悪いものと決めつける必要はありませんが、開封後の酸化が気になる場合はコーティングなしを選ぶ手もあります。

4. 粒の大きさ(小型犬には重要)

口が小さい小型犬にとって粒のサイズは食いつきに直結します。丸のみしてしまう、食べこぼしが多い、という場合は粒径を確認してみてください。

5. 「総合栄養食」であること

総合栄養食とは、そのフードと水だけで健康を維持できるよう栄養バランスが調整されたフードのことで、ペットフード公正取引協議会の定める基準にもとづいています。主食として与えるなら、ここは外せません。

切り替えは急がないこと。今までのフードに新しいフードを少しずつ混ぜ、1〜2週間かけて比率を入れ替えていきます。一気に変えるとお腹をこわし、「このフードは合わなかった」と誤って判断してしまうことがあります。

小型犬向けの候補:このこのごはん(2026年7月時点)

上の5点を満たす小型犬向けフードのひとつが「このこのごはん」です。公式サイトが挙げているおすすめ対象に「目元のキレイを維持したい」わんちゃんが含まれており、涙やけが気になる飼い主さんに選ばれやすい商品です。以下は2026年7月時点の公式サイト表記にもとづく整理です。

対象小型犬向け/子犬〜シニアまでオールステージ対応
分類総合栄養食(ペットフード公正取引協議会の基準をクリア)
主な原材料鶏肉(ささみ・胸肉・レバー)、玄米、大麦、ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄、鹿肉、まぐろ、青パパイヤ末、モリンガ、さつまいも、わかめ、昆布、乳酸菌 ほか(全原材料は公式サイトの成分表でご確認ください)
穀物小麦グルテンフリー(小麦・とうもろこし不使用)。ただしグレインフリーではなく玄米・大麦を使用
添加物香料・着色料・保存料・防カビ剤・増粘剤・発色剤・酸化防止剤(BHA・BHT)不使用。ビタミンとミネラルのみ合成のものを使用
オイルコーティングなし
粒の大きさ直径 約7〜8mm
内容量1袋 1kg
価格定期コース初回 3,278円(税込・約15%OFF・初回送料無料)/2回目以降も1袋3,278円(税込)+送料850円(税込)。11,000円(税込)以上で送料無料。定期コースを使わない都度購入も用意されています(価格は公式サイトでご確認ください)
製造国内のGMP認定工場が運営管理するペットフード工場

先に注意点から

  • グレインフリーではありません。玄米・大麦を使用しています。穀物アレルギーが検査で確定している子には向きません。
  • サンプルの用意はありません(公式FAQ)。試すなら1kg1袋からになります。
  • 定期コースは解約の連絡がない限り自動更新です。2回目は2袋(商品6,556円+送料850円=7,406円)が初回発送の2週間後に届きます。1回だけで止めることもできますが、その場合は次回発送予定日の10日前までに連絡が必要です。
  • 2回目以降は送料850円がかかります。1kgあたりの実質コストは初回より上がります。
  • アレルギーが気になる場合は、公式も「全原材料を確認のうえ、かかりつけの獣医師に確認してから」と案内しています。

評価できる点

  • 小型犬に照準を合わせた設計で、粒径7〜8mmは口の小さい子でも扱いやすいサイズ
  • ヒューマングレードの国産素材が中心(青パパイヤとモリンガのみ海外産)
  • オイルコーティングなし・保存料不使用と、原材料の見通しがよい
  • 子犬からシニアまで同じフードで通せるので、ライフステージごとの切り替えストレスが少ない

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よくある質問

Q. フードを変えてから、どのくらいで変化がわかりますか?

すでに色がついてしまった毛は、フードを変えても元に戻りません。変色した毛が伸びて生え変わるのを待つ必要があるため、判断には最低でも数か月単位の時間がかかります。見るべきは「古いシミが消えたか」ではなく、「新しく生えてくる毛が濡れていないか、色がついていないか」です。

Q. グレインフリーにすれば涙やけは減りますか?

そう言い切れる根拠はありません。穀物が合わない子には有効なことがありますが、原因が動物性タンパク質や体の構造にある場合は変わりません。グレインフリーは選択肢のひとつであって、正解ではありません。

Q. 目のまわりは毎日拭いたほうがいいですか?

濡れたままにしないことが大切です。ぬるま湯や犬用の洗浄液で湿らせた清潔なコットン・ガーゼを使い、目頭から目尻に向かってやさしく拭きます。目のまわりの毛を短く整えてもらうのも有効とされています。ゴシゴシこするのは逆効果です。

Q. 涙やけは放っておいても大丈夫ですか?

命に関わるものではありませんが、涙で濡れた皮膚は炎症や感染症を起こすことがあります。また、涙やけの裏に治療できる病気が隠れている可能性もあるため、一度は診てもらうことをおすすめします。

まとめ

  1. 涙やけは「涙があふれ続けているサイン」。色の正体は涙に含まれるポルフィリン
  2. 小型犬に多い原因は、顔の構造・まつ毛やまぶたの異常・鼻涙管の詰まり・感染症・生活環境の5つ
  3. 目を細める、赤い、痛がるなどのサインがあれば、フードより先に動物病院へ
  4. フードは「治す手段」ではなく「負担を減らす手段」。穀物・添加物・オイルコーティング・粒径・総合栄養食の5点で見る
  5. 切り替えは1〜2週間かけて少しずつ。判断は新しく生えてくる毛で行う

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参考にした情報

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療を目的としたものではありません。愛犬の状態については必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
※価格・仕様は2026年7月時点の公式サイト表記です。変更されている場合がありますので、購入前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
文責:best-dogfood 編集部